琥珀色の研究 -A Study in Amber-

( ・x・)<琥珀の沼で泳ぐ「ぱさぱさ」です。ご一緒にいかがですか?

デュワーズ ホワイトラベル その1

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Dewar's
White Label
熟成年数:表記無し
容量:200ml
アルコール度数:40%
地域:スコットランド
種別:ブレンデッドウイスキー
キーモルトアバフェルディ、オルトモア、ロイヤルブラックラ、クライゲラキなど

【総評】

バランスは決して悪くなく、何かが突出しているような印象は無い。ただ、グレーンをしっかりと感じる。また、草のような青っぽさも感じる。香りの主張も大きくないだけに、ストレートではアルコール感を強めに感じる。

逆に、オンザロックハイボールでは青っぽさやアルコール感が無くなり、甘さも感じられるようになって非常に飲みやすい。スモーキーな後味も感じるが気にならない程度だろう。

個人的には、ハイボールがオススメですが、炭酸が苦手な方はオンザロックでお試しください。

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【もう少し詳しく】

スーパーやコンビニなど、あちらこちらで見かけるデュワーズのホワイトラベル。しかし、その歴史は長く、あのシャーロック・ホームズとも関係があると言われています。

と言っても、「シャーロック・ホームズ?バーロー、知らねえよ」という方もいらっしゃるでしょうから、これについては次回にまわします。

さて、そもそも今回デュワーズを取り上げた理由は、ホワイトラベルに200mlバージョンが登場したからです。

発売日は2018年9月19日。販売価格は「オープン価格」とのことですが、販売価格は、およそ500円台のようです。

www.sapporobeer.jp

この200mlボトル路線は、私は大歓迎です。ちょっとずつ色々なウイスキーを飲んで楽しみたいんですよね。

「バーに行けよ」と言われればそれまでなのですが、家でぐたーっとしながら飲みたい日もあるわけでして……。

また、キッチンで気軽に一杯、ぷしゅーとやりたいときもあります。

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付け加えると、私はお酒が強くありません。60ml程度も飲めば、良い感じに酔っ払います。ですから、200mlというのは有り難い選択肢なんです。

サッポロビールさんのプレスリリースを読むと、私のような購買層を想定しているような印象を受けました。

デュワーズ ホワイトラベル 200ml発売~人気のデュワーズをご自宅でも気軽に楽しく~デュワーズ ホワイトラベルの購買層はウイスキーカテゴリー平均に比べ20~30代の層が高く、若年層にも支持を受けています。(注2)
今回の200mlサイズを発売することで、ご自宅でも気軽にデュワーズを楽しんでいただけるようになります。170年以上の歴史が生み出すブレンデッドスコッチ、デュワーズにこれからもご期待ください。
(注2)インテージSCI 2017年年間
※青太字部分は、ぱさぱさによるものです。

 ミニサイズのボトルは、どちらかと言えば販売縮小傾向にあります。そんななか、200mlボトルを発売したサッポロビールさんの判断に、私は感謝しています。

しかも、このボトルはスクリューキャップです。200mlボトルはコルクが難点だということは過去に書いた通りなのですが、これなら気軽に開栓できるので安心です。

amberlover.hatenablog.jp

肝心の味わいについては、総評でも書いた通り、ストレートで飲むよりもオンザロックハイボールで飲むことをお勧めします。というか、ストレートだと苦手な人が多いんじゃないかな?と思います。

ハイボールのオススメレシピは、ボトルに付属してきた紙によると「デュワーズ1:炭酸水4」だそうです。

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ちなみに、デュワーズのグローバルモルトアンバサダーは、ジョージィ=ベルさんです。就任したのが29歳で、しかもウイスキー業界では珍しい女性だということで、色々と話題に上がりました。

私も過去に一度取り上げたような記憶がありますが、あらためてBAR TIMESさんの記事へのリンクを貼っておきます。

www.bar-times.com

また、WhiskyGaloreの2017年Vol.4でベルさんへのインタビューが掲載されています。

残念ながらホワイトラベルへの言及はありませんでしたが、一番多く飲まれているデュワーズは12年とのことです。

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グローバルモルトアンバサダーって何だろう?と思ったのですが、BAR TIMESさんとガロアさんのインタビューをまとめると、セミナーを開いてブランドを発信して教育していく役割が重要なようです。
例えば、土屋さんが「デュワーズ18年のロック美味しい」と言ったのに対して、ベルさんは「カクテルのオールドファッションドでも美味しいですよ」と言っています。

まあ、18年と言えばなかなか良いお値段なんですけれど……。

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まとめます。

デュワーズハイボールは、やっぱり美味しいです。12年や18年も美味しいのですが、ホワイトラベルもデイリードリンクとしては、安くて美味しい仕上がりです。

私も気が向いたら飲めるように、冷凍庫に入れてあります。

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【最後にシャーロックホームズとの関係について】

ところで、最初に「デュワーズとシャーロックホームズと関係があると言われている」旨を書きました。それは、「赤髪組合」という話にウイスキーソーダを飲むシーンが登場することに由来します。

「そこでね、ワトスン君」ホームズはその朝早くベーカー街で、ウイスキーソーダをやりながら説明してくれた。

シャーロック・ホームズの冒険』P85
コナン・ドイル著、延原 謙訳 新潮文庫

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ご存知の方も多いかもしれませんが、この「ウイスキーソーダ」のベースが、デュワーズではないか?という説があります。その理由なども含めて、次回にまとめます。

私はシャーロキアンを名乗れるほどの知識はありませんが、碌に読めない洋書を買うぐらいにはシャーロック・ホームズは大好きです。

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そのため、後半部分の方が長くて、今のところ3000文字以上あります。

完全な自己満足なので、「さて、どこを削ろうか」と思案中です。首をひねりながら、瞼が重くなってきたので、本日はこの辺で失礼します。

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