白州 ノンエイジ(NA) サントリー
THE HAKUSHU
SINGLE MALT WHISKY
アルコール度数:43%
容量:180ml
ジャパニーズ
【香り】
最初は若い木を感じさせるような香りが広がる。落ち着くと、青りんごやマスカットといった爽やかな甘さを予感させる香りが強くなってくる。ごくわずかにパイナップルのような香りもあるように感じた。
スッとする要素は公式ではミントと表現しているが、ジャスミンのような白い花を連想する清涼感という印象を受けた。強く嗅ぐと、洋ナシや蜂蜜、ヴァニラといった香りも感じられる。
【味わい】
甘味と酸味のバランスが良い。渋味はほとんど感じられないが、ピートのニュアンスから黒土を連想する。余韻は少し細く短く感じられるものの、43%という度数が良いのか、軽すぎるとは感じない。
【もう少し詳しく】
以前から囁かれていた「白州12年の休売」が、ついに発表されました。大手メディアも大々的に取り上げ、大騒ぎになりましたね。
その理由は、サントリーさんによると以下の通りです。
ウイスキーの製造には、商品に記載されている年数以上に原酒を熟成させる期間が必要となります。
(中略)十分な原酒を確保するには長い時間を要することから、休売することにいたしました。
そうだよね、仕方がないよねと納得していたのですが、なぜか年数が表記されていない白州まで品薄になってぽかーんとしました。挙句の果てに、ノンエイジのフルボトルが1万円以上で売られているところもあって、再びぽかーんとしました。
ええ、もう本当に( ゚д゚)ポカーンって感じです。
もちろん年数表記が無いからダメというわけではありません。ノンエイジだとしても「ああ、白州だねえ」という主張はあります。
もっとも、白州12年と比べると若さを感じます。裏ラベルを読むと、「フレッシュ」とか「みずみずしい」とか「すっきり爽やか」と書いてありますが、ニューポットらしさというか、ちょっとえぐいとでも表現すればよいのか、そういう要素が感じられます。気になる方は気になるでしょうね。私も、ほんのちょっぴり気になりました。
サントリーさんとしては「森薫るハイボール」を推したいのだとは思いますが、私はハイボールよりもオンザロックで飲みたくなりました。ただ、今日は氷を切らしてしまっていたので、また機会を改めて飲みたいと思います。
それにしても、4月に白州12年を飲んでおいて良かったなあと思いました。
白州の知名度が上がってきているということは、ウイスキーだけでなく白州蒸留所の知名度も上がり、来客者数も急増しているでしょうね。前のように気軽には行けなくなると思います。
白州というウイスキーも白州蒸留所も大好きな私としては、ちょっと複雑な気分ではあります。12年が復活してくれる日を願いながら、今日はこの辺で失礼します。