ジャックダニエル 旧ラベル:86proof(43%)時代
JACK DANIEL'S Old No.7
アルコール度数:43%
容量:50ml
地域:アメリカン(バーボン、テネシーウイスキー)
年代:1990年代後半から2000年代前半と推定
【香り】
現行のジャックダニエルと同様に、酸味を感じるような香りを感じる。干し藁や穀物といった香りに加えて、溶剤の香りや炭っぽい香りなどもある。特に炭のような香りは厚みを感じる。ただ、徐々にバーボン特有の甘い香りが強くなり、強く嗅ぐとカラメルやバニラといった濃厚な甘さを感じる。
【味わい】
やや酸味を感じるものの、少し焦げたような香りや穀物系の香り、カラメルやバニラといった香りが組み合わさることでバランスがとれた味わいだと感じる。
オンザロックで飲むと、少々苦味を感じる。コーヒーのような要素にも感じる。
【もう少し詳しく】
さて、本日はジャックダニエルの旧ボトルです。45%バージョンも持っているのですが、さすがにジャックダニエルばかりフルボトルで集めるのはなあ……と思い、今回の43%バージョンはミニボトルにしました。
もっとも、私がウイスキーを飲み始めたときは、まだ43%バージョンが出回っていました。調べてみると、2004年ごろに度数が40%になったのではないか?ということです。
では、今回の43%バージョンは現行品と比べてどうなのか?
まず「炭っぽさが強いな」と感じました。チャコールメローイングの影響なのか?それとも樽の影響なのか?はたまた両方なのか?あるいは、また別の要素なのか?面白いですね。
では現行のジャックはどうなのか?私が驚いたのは、現行のジャックにはメロンやチェリーの香料らしき要素が感じられたということです。
どちらが美味しいというよりも、好みの問題に帰着しますね。私はストレートで飲むなら43%ジャック、オンザロックで飲むなら現行のジャックが好みでした。
もっとも、バーボンの場合は、スコッチと比べて多様な飲み方がありますよね。特にコーラで割って飲むのは、やはりバーボンの特権ではないでしょうか。*1
例えば、今はなきモーターヘッドの故レミー・キルミスター氏はコーラのジャックダニエル割りを愛飲していたようです。どこまで有効かわかりませんが、「ザ・レミー」と命名されたという記事も見かけます。
高騰するジャパニーズに隠れて、バーボンも値上がったり終売になったりしています。それでも、ジャックやメーカーズ、ジムビームやアーリータイムズといった有名どころは容量が少なめのボトルも売っているし、まだまだ手に入れやすいですね。
初めてウイスキーを飲む人に「こういうタイプのウイスキーもあるよ」とバーボンを紹介するのも、選択肢の一つだと考えています。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
余談ですが、最近モンテクリスト伯を視聴しています。今日もなかなかスリリングな展開でしたが、実は5話を見落としています。そして、そこにハイボールが登場したという話です。銘柄は何だったのか、地味に気になっています。何だったのかなあ……?
*1:と言いながらコーラを買い忘れてしまいました……。