ザ・グレンリベット12年 旧ラベル(2000年代前半に購入)
The Glenlivet 12Years Old
アルコール度数:40%
容量:750ml
カテゴリ:シングルモルト
地域:スペイサイド
最低熟成年数:12年
【香り】
第一印象はフルーツの瑞々しさを感じる。リンゴのように甘やかだが、同時に、パイナップルのようなトロピカルフルーツの要素も感じる。また、花のような香りとも感じられる。全体的に柔らかで、調和がとれているように感じる。
【味わい】
バニラやはちみつといった、甘く芳醇な風味が柔らかく広がる。度数も相まって余韻は短くスムース。そのため、加水せずにストレートで飲むべきだろう。
【もう少し詳しく】
「すべてのシングルモルトはここから始まった(The Glenlivet – the single malt that started it all)」が謳い文句のグレンリヴェット。そして、私にとっても始まりのボトルでもあります。
というのも、このボトルは、響のミニボトルで「ウイスキーって美味しい」と思った私が、次に購入したウイスキーなのです。激安スーパーみたいなところで、3000円ぐらいでした。たぶん並行輸入品でしょうね。
裏ラベルのバーコードが「080」スタートであることとバーコードの形状から、どうやらアメリカで使われている「UPC-A」というバーコードのようです。
気になるのは「ゴミ分別してね」とか「健康に気を付けて、適量を飲むんだよ」というラベル表示が無いことです。例えば、2000年代前半に発売されたウイスキー*1には、このように表示があります。
表示義務が無い時期の流通品だったのでしょうか?このボトルを私が購入したのは2000年代前半のはずですが、ボトルに詰められたのはいつなのでしょうか?気になりますね。
ちなみに、同じ店でマッカラン12年も4500円ぐらいだったのですが、当時の私は「高いなあ」と感じて買いませんでした。今から考えると、とんでもない話ですね。
では、マッカランを買わなくて後悔しているかと訊かれると、そんなことはありません。グレンリヴェット12年の柔らかな味わいは、ウイスキーを飲み始めたばかりの私にとって、とても美味しく感じられたからです。
そんなグレンリヴェット12年ですが、一般的な知名度は決して高くないように感じます。スーパーでも、あまり見かけません。
しかし、ウイスキー好きにとってグレンリヴェットにまつわるエピソードは、スコッチの歴史を知るうえで重要なものが多いです。
まず、「1824」という数字。これは政府に認められた年でもあり、密造の歴史と大きな関係があります。
こういうエピソードは、私の説明を読むより、オフィシャルサイトをご覧になったほうが良いでしょう。原文が英語だったようで、ちょっと翻訳が雑な部分もあるものの、きちんと意味は理解できます。
このように、シングルモルトの歴史を飾るグレンリヴェットですが、12年ものの価格は、大手通販サイトで3500円程度です。味わいについても、安定した品質を保っています。これって、すごいことだと思うんです。
こうしたことは、グレンフィディック12年を飲んだ時にも、同じように感じました。
フィディックもリベットも、地域としてはスペイサイドですが、地区が違います。味わいの差も感じるので、機会を見つけて、フィディック12年とリヴェット12年を飲み比べようと思います。
では、本日はこれで失礼します。