グレンモーレンジ スピオス
GLENMORANGIE
SPIOS
シングルモルトウイスキー
最低熟成年数:不明
アルコール度数:46%
容量:700ml
地域:ハイランド
@Bar AMBER
【香り】
ハーブや草といった緑のイメージが浮かぶのは公式テイスティングノート通り。時間が経つとチャイのような甘さも感じるようになるのは、「クローブ」の部分だろうか。また、麦や樽の香りが加わって太く力強くなり、バタークッキーのイメージも?
【味わい】
口当たりは少しとろりとしている。確かにスパイシーな部分も感じるが、後味はナッティで甘い。フレッシュな柑橘系のフルーティーさも感じた。モーレンジの澄んだ軽めの華やかさを期待して飲むと「ちょっと重い」と感じるかもしれない。
【もう少し詳しく】
バーテンダーの方と談笑しながらのんびり飲んだので、テイスティングはなんとなーくという程度です。すみません。
さて、今回は2018年3月2日(金)から限定発売されたモーレンジのスピオス。「モーレンジ飲みたいです」とリクエストしたら「スピオスまだでしたよね?」とのお返事。確かに、まだでした。
スピオスの意味は「スパイス」とのことですが、ちょっと名前で損をしているかなあと感じました。「ライウイスキーの空き樽使ったからスパイシーだよ!」というのは理解できるのですが、なかなか上品です。裏ラベルに「エレガント」と書かれている通りですね。
ちなみに、「チャイ」と書いたようにスパイシーだけれど、どちらかというと甘さの方が勝ると感じます。良くも悪くもスタンダードのモーレンジとは異なりますね。
いちおう公式サイトへのリンクを貼っておきます。
で、このオフィシャルサイトからオンラインショップに飛んで眺めていたところ「さすがはディアジオだなあ」と興味深かった部分があったので紹介させていただきます。
オフィシャルのオンラインショップをキャプチャさせていただきました。
Glenmorangie Spios Single Malt Whisky 70 cL Bottle
興味深い点は、これはあくまでも「楽しみ方」であって、テイスティングノートは別項目で書かれているという点です。飲み方や室温について書かれているなんて、なんかワインの紹介っぽいです。さすがは手広く扱っているだけありますね。
さて、今回のスピオスはプライベート・エディションの第9弾。私は第6弾のトゥサイルが気に入って以来、ちょこちょこと飲んでいます。
ちょっと目まぐるしいですが、色々と試してウイスキーを販売するのは面白いですね。
ミルションあたりは、好きな方はとことん好きだと思います。
他にも、ファン投票して色々決める「カスクマスターズ」プロジェクトで選ばれた「TAGHTA」を販売したことは記憶に新しいですね。
マンサニージャシェリーカスクの後熟で、「あ、すっごい塩キャラメル。塩キャラメルですね、これ」と連呼しながら飲んだ記憶があります。もう一度飲んでみたいなあ。
後熟に様々な樽を使うのは、良い樽の確保が大変なのだという側面もありそうですが、いろいろな試みは「ほう、どれどれ」と心が動きます。
アードベッグもモーレンジも「色々試して、色々リリースする」というスタンスは、お金がかかることを除けば嫌いではありません。
同じディアジオが扱うアードベッグと同じく、限定ボトルの好みは分かれるでしょう。それでも、限定ボトルはああだこうだ言いながら飲めば楽しいと思います。
「うめーうめー!」となるか「なんじゃこりゃー」となるか、どちらにしても楽しんだもの勝ちじゃないでしょうか。