琥珀色の研究 -A Study in Amber-

( ・x・)<琥珀の沼で泳ぐ「ぱさぱさ」です。ご一緒にいかがですか?

オールドグランダッド(旧ラベル、86プルーフ)

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OLD GRAND-DAD
KENTUCKY STRAIGHT BOURBON
アルコール度数:86プルーフ(43%)
容量:50ml

【香り】

香りは広がらないが、グラスに鼻を近づけると強く香る。最初は甘いバニラ香が目立つが、時間が経つとスパイシーな香りが強くなってくる。また、焦げたような木の香りも感じる。

【味わい】

しっかりとしたアタックを感じる。コクもありボディも厚く、クリーミーに感じる。このクリーミーな部分はオンザロックでは影を潜めてしまう。ただし、スパイシーな部分が強調される。恐らくライ麦由来のものだろう。余韻は短いが、ビターな甘さが心地よい。

【もう少し詳しく】

本来のラベル色は、もっと濃いオレンジなんですが、日焼けしてしまっています。大丈夫かなあと思いましたが、問題ありませんでした。良かったです。

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 ブランド名の「オールドグランダッド」はベイゼル=ヘイデンさんという話は有名ですが、今のところ作っているのはジムビームでした。

https://www.beamsuntory.com/brands/old-grand-dad

もっとも、ブランド名と蒸留所名が一致しないのは、アメリカンウイスキーにはよくある話ですよね。最近話題のブッカーズだって、作っているのはジムビームですよね。

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今回のオールドグランダッドは、かなりクリーミーでコーンの甘さも感じますが、全体的にはスパイシーさを強く感じます。どうやらライ麦の比率が高いようです。

オンザロックで飲むとクリーミーな甘さが薄くなってしまったので、ストレートで飲んだ方が好みです。

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ちなみに現行のアルコール度数は40%。色々な方の話を総合すると「コクがねえ、ちょっとねえ……」という感じのようです。このあたりは、ターキーの変化と同じなのでしょうか。

アルコール収率を高めるためにデントコーンも品種改良が進んでいると思うので、その辺りも影響しているのだと思います。

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正直に言うと、アメリカンウイスキーはまだまだ未知の世界です。記録することは楽しいのですが、手持ちの図書も少ないので「うーん、合っているのかなあ」と思いながら書いています。

少し前のウイスキーガロアの記事も興味深く読みました。フルカラーなので読んでいて楽しいですね。

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スコッチ好きとしては、ジャックダニエルとモーレンジのように、この時代のオールドグランダッドの樽で熟成させているところが無いのか気になりました。

ものすごく美味しいと思うんですよね!気になりますねえ。

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