ワイルドターキー8年 正面ラベル(1998~1999年まで?) ウイスキー特級、従価
WILD TURKEY
KENTUCKY STRAIGHT BOURBON
101PROOF 8 YEARS OLD
ウイスキー特級、従価
アルコール度数:50.5%(101プルーフ)
容量:750ml
【香り】
グラスに注いだ直後はアルコールのツンとした香りが目立つ。落ち着くと、蜂蜜のような甘い香り。少量加水でバニラやの香りが広がる。また、樽由来だと考えられる木材の香りも拾える。
【味わい】
パワフルでスパイシーだが甘みも感じる。余韻は長い。特にウッディでドライな部分とバニラやカラメルを思わせる甘い部分が良い具合に混ざりあう。
【もう少し詳しく】
2018年1月からワイルドターキーの輸入元が明治屋に変わると同時に値上がったことは記憶に新しいと思います。
そんなワイルドターキーは、アイゼンハワー大統領が愛飲したことで知られていますが、自社の蒸留所を持てるようになったのは1970年代からです。
また、ワイルドターキーは七面鳥の姿で年代を特定できることでも知られていますね。
今回の正面を向いている七面鳥のラベルは「ガンとばしラベル」とか「こっちみんなラベル」とか言われているターキー。
調べると、このラベルは1998年あるいは1999年まで使われていたようです。
この正面ラベルはちょっと怖いという話もあったらしく、横向きのラベルになりました。久しぶりに『世界の名酒事典』の2000年版の写真を引用します。
私がウイスキーを飲み始めたのは、このラベルだったこともあり、このターキーにはお世話になりました。
そして、現在は線画のような優しいターキー。バーテンダーの方いわく「保護色」。うーん、そう言われれば確かに……。
ちなみに、8年のアルコール度数が50.5%なので、少しの加水でもオンザロックで飲んでもガタガタっと崩れません。むしろストレートで飲むよりもオンザロックで飲んだ方が良い感じに香りと味わいが広がると感じます。
私自身はワイルドターキーを飲んだ経験は多くないのですが、それでも正面ラベルの時代のターキーは美味しいというイメージがあります。
特に、この12年は美味しかったですねえ。
もちろん、現行品も十分に美味しいと思います。この13年も結構好みでした。
大学時代の飲み会で、ターキー8年を奮発して飲んだ記憶があります。
そんなわけで、ターキーは私にとって青春のバーボンで、飲む機会に恵まれると幸せな気分になります。
最近、じわじわとバーボンも値上がりやら終売やらの波が及ぶようになってきました。仕方ないとはいえ、飲みたいボトルは買っておくほうが良いかもしれませんね。