レダイグ 20年 1974
LEDAIG
1974 Years 20 Old
シングルモルトウイスキー
地域:アイランズ(マル島)
最低熟成年数:20年
アルコール度数:43%
容量:750ml
【香り】
爽やかでシトラスを思わせる柑橘系の香り。干し草や麦。かすかにバニラのような香りも感じる。
【味わい】
軽めだがしっかりとピートを感じる。淡い麦。ライチや杏仁豆腐の風味。全体的にクリアな印象を受けるが、余韻は長く、チーズのような感じも拾える。
【もう少し詳しく】
さて、マル島はこちらです。
レダイグの知名度って決して高くないですよね。ちょっと軽く見られている印象を受けるし、私も飲んだ経験が少なくて甘くみていました。
ええ、とんだ「おおばかやろう」でした。すごく美味しかったです。
ネットで検索していると「アイラの代替品」みたいに扱われがちなレダイグですが、そう考えるのはもったいないんじゃないかなあと思います。少なくとも、このボトルは全然違うと感じます。それには、まず歴史から考える必要がありそうです。
トバモリー蒸留所の創業は1798年までさかのぼりますが、諸般の事情で休業と再操業を繰り返しました。このあたりの歴史はオフィシャルサイトに書かれています。
特に1980年代には完全に操業が停止されてしまい、もう終わりだと言われていたそうです。今回のボトルは、その一歩手前の1974年に蒸留されたわけで、なかなかギリギリのタイミングだと思います。
ピーテッドタイプのウイスキーでライチや杏仁豆腐の味わいを感じるのは、あまり無いなあと思います。
年代的になかなか出会いづらいとは思いますが、もし出会えたら「えー、アイラモルトの代替品でしょ?」とか言わずに飲んでみることをオススメします。