アードベッグ ケルピー
Ardbeg 「KELPIE」
シングルモルトウイスキー
アードベッグ蒸留所(アイラ島)
最低熟成年数:表記無し
アルコール度数:46%容量:700ml
@BarAmber
【香り】
焦げた木の要素、ゴム、ヨード、バニラ香。磯のような香り。若さを感じる香りと甘い香りが混じり合う。ただし、時間が経つとスパイシーな香りが拾えるようになる。この要素は珈琲豆の要素とも言えるように感じた。
【味わい】
オイリーな口当たり。汐っぽさも感じるがヨードのほうが強く感じる。ブラックペッパーのスパイシーな要素。徐々にバニラフレーバーのシロップを思わせる強い甘みを感じる。余韻は長く、スモーキー。そのなかでも、ダークチョコレートをイメージするほろ苦さが鼻孔に残る。
【もう少し詳しく】
今さら言うまでもありませんが、ケルピーは2017年の「アードベッグデー」限定ボトルです。まだ手に入るうちにと思い、過去のメモをもとに書いておくことにしました。
プレスリリースに現れたザリガニ……もとい怪物の手。これこそ「ケルピー」ですね。
人間を水中に引きずり込んで食べてしまうそうですが、ストラスアイラやモーレンジィの逸話にもケルピーが出てきます。イギリスの方々にとっては、それなりに親しみのある妖精という扱いなんでしょうか。
普段は馬の姿をしているという話もあります。気になったので、WIKIPEDIAでケルピーを調べました。
あれ……馬?でも、姿を変えられるようですし、これなら確かにフラフラと近寄ってしまう人間も少なからずいそうです。
では、ARDBEGが提案するケルピーを見てみましょう。
Ardbeg Day Österreich – 3. Juni 2017
・・・ (つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
( ゚д゚) どうしてこうなった……。
ウイスキーに話を戻すと、今回のケルピーは若さと荒さが目立ちますが、それを色々なもじゃもじゃで覆っている感じです。そういう意味では、なかなか的確な命名だったのかもしれません。
アディゲ産の樽の効果かもしれませんが、ヨードがどかーん!というわけではなく、少し穏やかで、ちょっと甘い。ウーガダールでもなければTENでもなく、系統としてはアンオーですね。アードベッグの強烈さを愛する人は「甘い」「軽い」と言うかもしれません。
もっとも、販売店の方曰く「アードベッグのスタンダードは、あくまでもTENの路線です」とのことです。ケルピーは限定ボトルですし、わーわー言いながら楽しめたらいいですよね。
、、、┯、、、
彡(・)(・)ミ
彡 д ミ_
⊂彡 ミ⊃
彡" "" ミ
彡_ミ""ミ_ミ
ちなみに、動画もありますぞ~!