バランタイン30年 オールドボトル(2001年以降流通並行品)
Ballantine's
VERY OLD SCOTCH WHISKY
AGED 30 YEARS
容量:700ml
アルコール度数:43%
種別:ブレンデッドウィスキー
【香り】
煮詰めたリンゴのように甘やかで熟成感を感じる。ややクリーミーなようにも感じた。深く吸い込むとスモーキーな香りをしっかりと感じる。少し時間が経つと、素朴な穀物の香りも主張するようになる。様々な要素が感じられるので、じっくりと楽しめる。
【味わい】
まろやかな口当たりだが、香りと比べると煙のようなスモーキーさが強く主張する。暖かみのあるスパイシーさとともに、蜜のような甘さが広がってくる。ただ、べったり貼りつくような甘さではなく、繊細で心地良い甘さに感じる。非常に味わい豊かで時間とともに変化するため、じっくりと楽しめる。
余韻は中程度からやや長めだろう。ドライな部分と甘やかな部分のバランスが良く、じんわりとピートが広がる。素朴な麦芽風味とともに、グレーンの要素も感じられる。
【もう少し詳しく】
最近は開栓済みのウイスキーをあれやこれやと飲んでいっています。今日はバランタイン30年です。
年代については、愛好家の方々が書かれている通り、紋章の色とかボトルの色とかで特定していけます。
ご存知の方も多いかと思いますが、ブラウンボトル自体は1980年代後半のウイスキー特級時代にも出回っています。では、なぜ「2001年以降流通並行品?」と考えたのか?それは、箱に貼られていたシールです。
紙マークとプラマークは平成13(2001)年4月から資源有効利用促進法によって表示が義務化されました。となると、このバランタインが日本に入ってきたのは、2001年以降だろう、と考えたわけです。
ちなみに、この箱なんですが、かなり重厚でガッシリとした造りです。バランタイン30年はバランタインシリーズのフラッグシップボトルですから、まあ当然といえば当然なのかもしれません。
ちなみに、表面には紋章が描かれており、裏面には香りや味わいについて解説されています。
バランタイン30年の面白いところは、かなりスモーキーなのにまろやかさもしっかりと感じられる点です。すごくバランスが良くて、全然飲み疲れません。
ですので、ちょっと疲れたときとか、台所仕事などをしていて「これ片づけたら飲むぞ!」と気合を入れたいときのご褒美として重宝しています。
なかなか贅沢な飲み方だとは思いますが、私にとって台所仕事は気力が必要なので、気合を入れるために美味しいものを用意しています。
ただ、最近は暑い日が続いていたので、泡中心だったりします。
さて、愛好家が多いバランタインですが、オールドボトルがやたらと値上がりしていますね。先日は、1960年代流通のバラン30年を10万円オーバーで買われている方を見かけました。ここまでくると、なかなか手が出ません。
確かにオールドのバランタインは美味しいという話も耳にしますが、ちょっと値上がりすぎじゃない?と思っています。このあたりの17年でも、十分に美味しいと思うんですよね。
もちろん個人の自由ではありますよね。かく言う私も、なぜかファイネストのオールドボトルは、ときどき買っています。
このあたりは、またあらためてまとめておこうと思っています。
それでは、本日はこの辺で失礼します。台風19号と20号が来ている地域の方々、くれぐれもお気をつけください。