ラムとコアントローとチョコレート その1
ジョニ黒を纏めようとおもったのですが、ツイッターでカクテル好きの方が「ホットコアントローオレンジ」を作られていました。「わーうまそーだー」などとニヤニヤしていたのですが、ふと「あ、ラムの会の記録まとめてねえ!」と気がつきました。
「琥珀色の研究」と題したこのブログですが、ウイスキーだけにこだわらず、色々と楽しんでいきたいと思っています。
さて、先日「ラムとチョコレートの会」に参加させていただきました。テーブルに並んだチョコレート。美味しそうですね。
私が到着するとブーイングが。「バレンタインデーの前なのに、男ばっかりかよ!」とのこと。同席したのは男性3名。よくお世話になっている方々です。
まあ仕方がありませんね。人生なんて、そんなもんです。
そのあと、テーブルでされたのは「ラムって言うけどさ、もっと細かく言われるべきだよね」もっとも、私が飲んできたラムは、せいぜい20種類ぐらい……。「ははー」「ほほー」とか言いながら、ひたすら話を聞いていました。
今日は、原料の違いをまとめます。
トラディショナル
まずは「トラディショナル」。全世界のラムのほとんどが、このタイプだそうです。原料は、砂糖を作るときに取り除く「糖蜜」。ラムが砂糖の副産物だったことに起因するとのことでした。
~パンペロ~ アニベルサリオ
インダストリアス・パンペロC.A.(ディアジオ傘下)
南アメリカ・ベネズエラ・ボリバル共和国・ミランダ州オクマレ
アルコール度数:40%
アグリコール
次に、「アグリコール」。サトウキビの搾り汁から砂糖を精製せず、いわばサトウキビジュース100%が原料で、19世紀にフランス領植民地で確率された製法だそうです。
ペール・ラバ8年
ドメーヌ・ポワソン社
カリブ海地域、マリー・ガラント島、グラン・ブール
アルコール度数:42%
ハイテストモラセス
100%サトウキビジュースを加熱し、砂糖を作らずにシロップ化させた「ハイテストモラセス」が原料。最も新しい製法だそうです。
ナインリーヴス オルモストスプリング〜カヴェルネソーヴィニヨンカスク〜
竹廣株式会社
日本、滋賀県、大津市
アルコール度数:48%
日本でも、ちょこちょこラム作りが広がってきているみたいですね。
今回のチョコレート
私はチョコレートが好きで、百貨店のチョコレート展に並んだりします。でも、食べ比べるのは、限りがあります。おまけに普段は家と職場の往復なので、こういう機会は本当にありがたいです。
で、コアントローの話が出たのは、このチョコレートを食べたときです。白い犬がかわいいですね。
これは、ベルギー王室御用達ブランドの レオニダス社だそうです。今回、バーテンダーの方は、オレンジピールにビターチョコレートをかけた「オランジェット」というチョコレートを用意してくださっていました。
で、このオランジェットを食べながら「コアントロー飲みながらチョコレート食べたら美味しいんじゃないの?」って話になったわけです。
そうすると、「あれ、コアントローってこんなに美味しかったっけ!?」って話になりました。リキュールって単独ではなかなか飲まないので、ちょっとびっくりしました。新しい発見があると本当に楽しくて幸せですねー!
ラムについては、また次回からまとめていきます。ジョニ黒はしばらくお休みかなあ。。。