ウイスキーラバーズ名古屋 2020 その2
前回は、「待機列→グレンリベット→グレンフィディック(VR)→MHD→ウイスキー文化研究所」というところまで書きました。
【目次】
【「御菓子処 せんのんじ」さん】
毎年「どら焼き」をいただいています。白あんにアードベッグのTENとコリーヴレッカンが練り込まれているそうで、確かにかなりピーティーです。ラバーズならではの出品ですね。立ち寄られた方が「毎年品切れになるから買っとくわ」と言って、どら焼きを買っていかれました。
せんのんじさんのブースでは、商品を買うとオールドのブレンデッドウイスキーを1杯100円で飲ませていただけます。かなりお得です。ありがとうございます。
ちなみに、ラインナップは毎年いろいろ変わっている印象です。2019年はこんな感じでした。
そして、今年はこんな感じでした。色々飲ませていただきましたが、今から思えば1947年蒸溜のORDER OF MERITを飲んでおけばよかったなあと思います。
【ロイズさん】
そのままふらふら歩いていたら、ロイズさんのブースに目がとまりました。まさかの「FREE 生チョコレート試食」。
ウイスキーをたくさん飲んでいると、甘い物が食べたくなってくるんですよね。ありがたやありがたや。ウイスキーが苦手な人でも食べられるんじゃないかな?と思いました。溶かしちゃうといけないので、日を改めて買うつもりです。
気分がリセットされたので、再びウイスキー参りへ。ちょっと歩いてキリンさんのブースへ赴きました。
【キリンビール(株)さん】
シグネチャーブレンドを最前面に押し出していましたが、個人的にはフォアローゼズ*1の飲み比べができる点が良かったです。
特に、プラチナとシングルバレルが並んでいたのは嬉しい話です。買うとなったら割と高いし。あと、普段はバーボンを飲まれない方も気軽に試せます。
ところで、キリンビールさんといえばフォアローゼズと富士山麓が有名ですが、シングルトンやジョニーウォーカーも取り扱っている会社です。
ちゃんとブースがありました。
そんなわけで、シングルトン18年をいただきました。シングルトンといえば昔はオスロスクで、その次は販売する地域ごとに色々違っていました。今のところ、日本で「シングルトン」と言えばダフタウンですね。
担当者の方いわく「食中酒としての定着を狙っています」とのこと、確かに「ハイボールにあうウイスキー」という触れ込みですし、東京でイベントもやっていたようです。
左へスライドしてジョニーウォーカーをいただくことにしました。去年は担当者の方にオススメを尋ねたら「やっぱりブラックですね。少量加水がオススメです。風味がグッと変わりますよ」とのことでした。
今年も「何がオススメですか?」と尋ねたところ、シングルトンのときと同じく「ハイボールですね」とのことでした。早速、炭酸で割っていただきました。
今年も「JOHNNIE HIGHBALL」という看板が掲げられていました。
更に、何かもらおうと迷っていたら「A SONG OF ICEもいかがですか?」と声をかけていただきました。
オンザロックで飲んだ方が美味しくいただける印象を受けました。どちらかと言えば、コレクターの方やGOT愛好家の方向けかな?という印象でしたが、3000円で買えるなら悪くないとも思います。
キリンさんは無料試飲が充実している印象を受けました。そのせいか、どんどんボトルが空っぽになっていきました。興味がある方は14時ごろまでには訪れた方が良いと感じました。
【「ROCKIN' ROBIN」さん】
空腹のまま飲み続けると泥酔しかねないので、何かお腹に入れようとフードコーナーに戻ったところ、以前から出展されている「ロッキンロビン」さんを見かけました。
こちらのブースは毎年長蛇の列ができます。去年は体調が悪くて食欲もあまりなかったのですが、今年は体調も良かったのでのんびり並ぶことにしました。そして、15分ちょっと並んだら買えました!やったー。
スライダーズのサイズは握りこぶしぐらいでした。これが、アツアツで非常に美味しかったです!
しっかり味付けされたパティに柔らかくなったチーズが絡み、もうたまらなく美味しかったです。ハイボールがあれば、なお良かったですね。
ただ、美味しくて一気に貪り食ってしまったため行儀良くなかった記憶があります……。反省。
ちなみに、外に駐車してあるキッチンカーで調理した作りたてを持ってこられているのだとか。並んだかいがありました。ごちそうさまでした!
【最後に】
とりあえず、今日はここまでです。次回はセミナーについて書きます。たぶん、次回が最後になるかな?と思います。
それでは、失礼させていただきます。
*1:公式サイトは「フォアローゼズ」ですが、試飲の紹介では「フォアローゼス」でした。どっちが正式なんでしょうね?
ウイスキーラバーズ名古屋 2020 その1
【関係者の皆様方ありがとうございました。】
昨日1月19日(日)に、愛知県名古屋市にある吹上ホールで開催された「Whiskey Lovers Nagoya 2020」に参加させていただきました。
スタッフの皆様方、お疲れさまでした。愛好家として有り難い限りです。今年もありがとうございました。
なお、忘れ物がいくつか届けられていて、公式サイトで写真付きで公開されています。お心当たりのある方、一度ご確認されてはいかがでしょうか。
【読まれる前に】
ラバーズに出展者される方々は、「祭りじゃ!わっしょいわっしょい!」と良心的な価格、高いけど安い価格に設定してくださることが多いです。そのため、本来はパーッと飲んだ方が楽しめると思います。
ただ、私については、今年はセミナーへの参加を優先したりディスティラリーボトルを中心に飲んだりしました。
そんなわけで、価格的にも味的にも「ふぉおおおう!」と我を忘れて血沸き肉躍るものはたぶん出てきません……。申し訳ないですが、それでもよければご覧ください。
【目次】
- 【関係者の皆様方ありがとうございました。】
- 【読まれる前に】
- 【現地到着から開会まで】
- 【グレンリベット&レッドブレスト】
- 【グレンフィディックVR体験】
- 【MHDさんブース】
- 【ウイスキー文化研究所】
- 【続きは次回へ】
ゲームオブスローンズ×ディアジオコラボウイスキー 飲み比べ
【はじめに】
2020年が始まりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
年明け早々から竹鶴ピュアモルトのエイジもの終売が発表されました。そんな日に「ゲームオブスローンズ(GOT)」に関するウイスキーの飲み比べ会に参加させていただきました。
今回出されたものは以下の通りです。カッコ内はアルコール度数です。
ロイヤル・ロッホナガー 12年(40%)
クライヌリッシュ(51.2%)
シングルトン・オブ・グレンデュラン(40%)
オーバン ベイリザーブ ザ ナイト ウォッチ(43%)
なお、このほかにモートラックも「"The Six Kingdoms" Mortlach 15年」がリリースされていますが今回はありません。
【飲んだもの一覧】
この日は一気に飲み比べたので、特にテイスティングコメントは書いていません。そのため、会の参加者で色々と話したことや印象(記憶)に残ったところだけ書きます。
【ラガヴーリン9年は16年と比べたい】
年数としてはレギュラーラインナップの8年と年数こそ似ていますが、コンセプトは異なりました。
ラガヴーリン8年は、刺激的で少しニューポット感もある酸味としっかりとした甘さが良いバランスを保っていると思います。
それに対して9年は、赤い果実がイメージされる甘やかな要素が前に出ていると感じました。時間が経つと香りがとんでしまいましたが、逆に言えば時間が経つと味が変わることを体感できました。
私は16年と飲み比べしたいと思ったので、次は試してみます。
【カーデュの柔らかいフルーティーさが大人気】
今回の会には、モルトウイスキーをあまり飲まれない方も参加していたのですが「これ美味しい」と仰っていました。飲んでみると、確かにカーデュの柔らかさが良い感じに出ていると感じました。
カーデュはピュアモルト論争では有名ですが、なんというか「よっしゃ!カーデュ飲むぜ!」という感じでもなくて、あまり飲んできませんでした。反省ですね。
【伏兵ダルウィニー】
今回の飲み比べで私が気に入ったのは、ダルウィニーです。まず、香りの雰囲気が気に入りました。
ダルウィニーは200mlのベビーサイズが展開されていたので、カーデュと比べるとよく飲んでいました。ただ、ごく普通に飲んでいたので写真もほとんど残っていません。
ディスティラーズエディションも美味しいです。色んな年数を飲みましたが……写真が残っていないんですよね……。残念。
ただ、ディスティラーズエディションは最近は飲んでいないので、飲み比べてみます。
【その他】
「オーバンのナイトウォッチは漆黒デザインなのに甘みが強い」とか「タリスカーはやっぱり安心と安定のタリスカー」とか「グレンダランは清涼感が強いね」などなど話しました。
全体的に非常に飲みやすい点が印象に残りました。GOTとコラボすることで、これまでウイスキーを飲まなかった層に普及させたいのでしょう。
あえて短所を挙げるならば、ちょっと単調な面があることです。そのため、昔からウイスキーを飲んでいる人は物足りない面もあると思います。
ただ、ヨーロッパでの販売価格を考えたら上手に作ってあると思います。例えばAmazonUKでは、ラガヴーリン9年が約58£(約8000円)でダルウィニーが約43£(約6000円)で買えます。価格に対して、決して悪くない内容だと思うんですよね。ギフトにも使えますし。*1
いずれにせよ、こういうものは飲み比べると楽しいですね。これだけのボトルを買い揃えることは個人では無理ですし、やっぱりワイワイ盛り上がりながら飲むのが楽しいと思います。
ちなみに、軽食も美味しかったです。
牡蠣のソースにラガヴーリンを使ったりチョコにロイヤルロッホナガーをスプレーしたりするなど、今回のモルトに合わせたもので良いものでした。
いつもありがとうございます。そして、今年もよろしくお願いします。
【最後に】
ご存知の方も多いですが、ジョニーウォーカーの「ホワイトウォーカー」が2018年に発売されました。ストレートで飲むなら冷凍庫で冷やしておくことを推奨するコンセプトが面白くて買いました。こちらも機会を見つけて、まとめようと思います。kyodonewsprwire.jp
奇しくも、今回のGOT飲み比べの日に「竹鶴ピュアモルト総ノンエイジ化」が発表されました。始まるものがあれば終わるものがあるんだなあと、しみじみ思いました。
そんな竹鶴については、次回に触れようと思いながら本日はこのあたりで失礼します。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。