ゲームオブスローンズ×ディアジオコラボウイスキー 飲み比べ
【はじめに】
2020年が始まりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
年明け早々から竹鶴ピュアモルトのエイジもの終売が発表されました。そんな日に「ゲームオブスローンズ(GOT)」に関するウイスキーの飲み比べ会に参加させていただきました。
今回出されたものは以下の通りです。カッコ内はアルコール度数です。
ロイヤル・ロッホナガー 12年(40%)
クライヌリッシュ(51.2%)
シングルトン・オブ・グレンデュラン(40%)
オーバン ベイリザーブ ザ ナイト ウォッチ(43%)
なお、このほかにモートラックも「"The Six Kingdoms" Mortlach 15年」がリリースされていますが今回はありません。
【飲んだもの一覧】
この日は一気に飲み比べたので、特にテイスティングコメントは書いていません。そのため、会の参加者で色々と話したことや印象(記憶)に残ったところだけ書きます。
【ラガヴーリン9年は16年と比べたい】
年数としてはレギュラーラインナップの8年と年数こそ似ていますが、コンセプトは異なりました。
ラガヴーリン8年は、刺激的で少しニューポット感もある酸味としっかりとした甘さが良いバランスを保っていると思います。
それに対して9年は、赤い果実がイメージされる甘やかな要素が前に出ていると感じました。時間が経つと香りがとんでしまいましたが、逆に言えば時間が経つと味が変わることを体感できました。
私は16年と飲み比べしたいと思ったので、次は試してみます。
【カーデュの柔らかいフルーティーさが大人気】
今回の会には、モルトウイスキーをあまり飲まれない方も参加していたのですが「これ美味しい」と仰っていました。飲んでみると、確かにカーデュの柔らかさが良い感じに出ていると感じました。
カーデュはピュアモルト論争では有名ですが、なんというか「よっしゃ!カーデュ飲むぜ!」という感じでもなくて、あまり飲んできませんでした。反省ですね。
【伏兵ダルウィニー】
今回の飲み比べで私が気に入ったのは、ダルウィニーです。まず、香りの雰囲気が気に入りました。
ダルウィニーは200mlのベビーサイズが展開されていたので、カーデュと比べるとよく飲んでいました。ただ、ごく普通に飲んでいたので写真もほとんど残っていません。
ディスティラーズエディションも美味しいです。色んな年数を飲みましたが……写真が残っていないんですよね……。残念。
ただ、ディスティラーズエディションは最近は飲んでいないので、飲み比べてみます。
【その他】
「オーバンのナイトウォッチは漆黒デザインなのに甘みが強い」とか「タリスカーはやっぱり安心と安定のタリスカー」とか「グレンダランは清涼感が強いね」などなど話しました。
全体的に非常に飲みやすい点が印象に残りました。GOTとコラボすることで、これまでウイスキーを飲まなかった層に普及させたいのでしょう。
あえて短所を挙げるならば、ちょっと単調な面があることです。そのため、昔からウイスキーを飲んでいる人は物足りない面もあると思います。
ただ、ヨーロッパでの販売価格を考えたら上手に作ってあると思います。例えばAmazonUKでは、ラガヴーリン9年が約58£(約8000円)でダルウィニーが約43£(約6000円)で買えます。価格に対して、決して悪くない内容だと思うんですよね。ギフトにも使えますし。*1
いずれにせよ、こういうものは飲み比べると楽しいですね。これだけのボトルを買い揃えることは個人では無理ですし、やっぱりワイワイ盛り上がりながら飲むのが楽しいと思います。
ちなみに、軽食も美味しかったです。
牡蠣のソースにラガヴーリンを使ったりチョコにロイヤルロッホナガーをスプレーしたりするなど、今回のモルトに合わせたもので良いものでした。
いつもありがとうございます。そして、今年もよろしくお願いします。
【最後に】
ご存知の方も多いですが、ジョニーウォーカーの「ホワイトウォーカー」が2018年に発売されました。ストレートで飲むなら冷凍庫で冷やしておくことを推奨するコンセプトが面白くて買いました。こちらも機会を見つけて、まとめようと思います。kyodonewsprwire.jp
奇しくも、今回のGOT飲み比べの日に「竹鶴ピュアモルト総ノンエイジ化」が発表されました。始まるものがあれば終わるものがあるんだなあと、しみじみ思いました。
そんな竹鶴については、次回に触れようと思いながら本日はこのあたりで失礼します。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。