琥珀色の研究 -A Study in Amber-

( ・x・)<琥珀の沼で泳ぐ「ぱさぱさ」です。ご一緒にいかがですか?

今年一年お世話になりました。(前編)

【はじめに】

早いもので、今日で2018年も終わりです。皆さまにとって、どんな1年でしたか?

私にとって、この1年はブログを楽しめた1年でした。公開したのは1月下旬だったのですが、開設したのは12月27日だったそうで、はてなブログさんから「1周年ですよ」とお祝いメールが届きました。

では、2018年を振り返っていきます。

ウイスキープロフェッショナル試験について】

WP試験に合格できたことが嬉しかったのはもちろんですが、そこに至るまでの過程が大事だったなあと思います。ちゃんと勉強して、色々と自分なりに理解したという部分が大きいんですよね。

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エキスパート試験で勉強したとはいえ、私は「とりあえず美味しかったらOK」みたいな感じで割と直感でウイスキーを飲んできました。今もそうなんですが、それに輪をかけて「オマエ、ウマイ。オレ、オマエ、スキ」みたいな感じだったんですよね。

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ですから、ウイスキーの歴史や製法について、インプットとアウトプットを繰り返して記述できるようになったことは、自分にとって非常に大きな意味がありました。

また、アメリカンやアイリッシュ、さらにカナディアンやシングルグレーンなど、あまり触れてこなかった部分まで幅広く飲んだことで、再発見できたこともたくさんありました。「ああ、ウイスキーって楽しいなあ」とあらためて感じました。

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さらに、ブラインドテイスティングの基本的な方法を、自分なりに体系化できたことも良かったです。

「ブラインドテイスティングって何やったらいいのよ?」と迷える初級者に「入り口はこっちですよー」ぐらいは書けるかな?と思っているので、来年に、あらためてまとめていこうと考えています。

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その一方で、ビンテージごとの差やハウススタイルなど、今の私には理解が及んでいないことも多々あります。

先日、エドラダワーを飲んで「こういうことかな」と思ったことはあるのですが、もうちょっと考える必要がありそうです。次の目標ですね。

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では、次に印象に残っているウイスキーを挙げていきます。

【スコッチウイスキーについて】

【オールドプルトニー12年】

飲み物としてのウイスキーを考えると、以下の3つの条件を満たしているものは、とても素敵だと思います。

  1. お手頃価格
  2. 手に入れやすく
  3. 美味しい

その点から、私はプルトニー12年に強く惹かれました。これが3000円ちょっとで買えるのは、すごいことだと思うんですよ。

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17年と21年は終売になりましたが、来年1月から15年と18年、そして「ハダート」が加わります。このハダートは、なかなか面白そうです。ちなみに、特徴は下記の通りです。

  1. 「1989 オールドプルトニー リミテッドリリース」がヒント
  2. まず、プルトニーの原酒を2ndフィルバーボン樽で熟成させる。
  3. その後、ノックデュー蒸溜所で使われた樽に移し替える。
  4. この樽は、ヘビリーピーテッドのウイスキーを貯蔵した樽である。

whiskymag.jp

【ポートシャーロット15年 ブラックアダーロウカスク】 

次はアイラから。相互フォローの方に刺激されて買ってはみたものの、抜栓直後は硬くて「おいおい、これ全部飲めるの?」という感じでした。

ところが、1か月ぐらい経つと非常に美味しくいただくことができました。

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確かにブラックアダーのロウカスクは大きく変化することも多々あって、焦る必要は無かったんですよね。

「ああ、ウイスキーって変化する飲み物なんだなあ」と体感できました。

バルヴェニー 32年 ヴィンテージ1966】

変化については、このバルヴェニーはワクワクしましたね。仲間と「変わってきたぞー」と言いながら飲むのは、本当に楽しかったです。

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amberlover.hatenablog.jp

機会は少ないものの長熟ウイスキーを飲んだときに思ったのは、やっぱり良い長熟は変化の豊かさが魅力じゃないかなあということです。

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同時に、スタンダードというか10年とか12年といった熟成年数のものを飲んでおくことで、より一層長熟ものが楽しめるとも感じました。

【ブローラ 15年(ジュエルオブスコットランド)、21年(UDレアモルト)】

そうは言っても、閉鎖蒸溜所のウイスキーは必然的に長熟となりますよね。ですから、15年表記のブローラを飲めたのは、非常に嬉しかったです。とてもパワフルで、しみじみ美味しかったです。

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ブローラは閉鎖蒸溜所ですが、バーでも飲めますし、フェスに持ってきてくださる方々もいらっしゃいます。*1

あとは終売品ですが、UDレアモルトのブローラも、力強さという点では共通したものを感じました。これは、ファンが多いことも納得できますね。

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ブローラについては、復刻させる話が出ましたね。どういうものになるのか、今から楽しみです。

ブレンデッドウイスキーについて】

モルトばかり飲んでいたかと言うと、そうでは無くて、ブレンデッドウイスキーも飲んでいました。ただ、オールドボトルを中心に飲んだ一年間でした。

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amberlover.hatenablog.jp

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amberlover.hatenablog.jp

 でも現行品も飲んでいました。私としては、ホームズ関係のことを書けたのは楽しかったですね。

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amberlover.hatenablog.jp

さあ、次はアメリカンウイスキーだ!と思ったのですが、かなり文字数があるので、全編&後編と分けさせていただきます。

後編はこちらです。

amberlover.hatenablog.jp

*1:当然、有料で飲むことになりますが、保管とか運搬とか考えると「儲けるぜ!」と考えてブースを出す方って、ほとんどいらっしゃらないように感じます。