琥珀色の研究 -A Study in Amber-

( ・x・)<琥珀の沼で泳ぐ「ぱさぱさ」です。ご一緒にいかがですか?

インヴァーリーブン 1989-2003 G&M (閉鎖蒸留所)

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INVERLEIVEN
GORDON&MACPHAIL
地域:ローランド
熟成年数:14年
容量:700ml
アルコール度数:40%

【香り】

すっきりとしており、ライムやシトラスといったフレッシュな柑橘系の香り。少しペンキを思わせる香りも感じる。時間が経つと麦の香りが強くなる。香りは、あまり広がらない。

【味わい】

ボディは度数相応の軽さ。特に、最初は非常にスムースな飲み口。時間が経つと、少しオイリーな面も出てくるが、強く主張はしない。ミントのようなシャープですっきりした味わいとともに、ナッツのような要素も感じる。余韻は、オールブランのような香ばしさを感じながら短く終わる。

【もう少し詳しく】

最近ちょっと仕事が忙しくてグッタリしています。そのため、「これだけ書いておこう」ぐらいの内容が多いです。

今週はバーボンを飲もうと思っていたのですが、もう少しユルくて、あまり考えずに飲めるものを選びたくなりました。こういうときにぴったりなウイスキーだと思います。

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もっとも、インヴァーリーヴン蒸留所という名前を初めて聞く方もいらっしゃるでしょう。蒸留所自体、そもそも1991年に閉鎖されており、現在は建物も取り壊されています。ブレンデッドウイスキー用の原酒として使われることがほとんどで、オフィシャルボトルも発売されていないようです。

私自身は、インヴァーリーブンは大きなクセが無くシャープな飲み口は昔から好きで、マキロップチョイスのインヴァーリーブンをときどき飲んでいました。

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ちなみに今回のボトルはネック部分にシールが貼られていて、そこにボトリング年数が書かれています。懐かしいなあと思う方もいらっしゃるでしょうね。

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なお、インヴァーリーヴンでは1970年代までローモンドスチルも使われていて、「Lomond(ローモンド)」というモルトウイスキーも発売していました。でも、かなりレアなボトルらしく、私もまだ出会えていません。

ただ、インヴァーリーブンで使われていたローモンドスチルは、その後ブルイックラディ蒸留所で改造されて使われています。廃棄されずに使われるって、すごく良いですね。