クライゲラキ 22年(1973-1995) レアモルトセレクション UD
CRAIGELLACHIE
RARE MALT SELECTION(UD社)
熟成年数:22年(1973-1995)
容量:700ml
アルコール度数:60.2%
地域:スペイサイド
【香り】
開くまでに時間がかかる。最初は黒糖焼酎やラム(ハイテストモラセス製法のもの?)のような香り。少し時間が経つと焦げた木の香りも漂う。徐々に甘い香りが強くなり、麦の香ばしい香りもある。ベーコンをイメージさせるスモーキーな香りも感じた。
【味わい】
口に含んだ瞬間は、とろりとした口当たりで砂糖のように甘くまろやか。しかし、すぐにミントのような清涼感とコショウのようなスパイシーさを感じる。また、出汁のような感じもある。余韻は長く、ミントというよりメンソールのような強い清涼感。ただ、焦がした麦の香りや蜂蜜の甘い香りも鼻孔に残る。
【もう少し詳しく】
クライゲラキ蒸留所はこちらです。ダフタウンの北西、アベラワーの北東に位置します。
仕事が一段落ついたので、今日はこれを飲もうと決めていました。昔からちょっとした節目にレアモルトのクライゲラキを飲んでいます。
ただ、私はレアモルトのクライゲラキが万人受けするとは思いません。少し前に発売されたオフィシャルシリーズと比べてかなりドライというか清涼感たっぷりですし、人によっては飲みにくいのではないでしょうか。
それでも去年の同じ時期も「仕事納めだ!」と称して、バーでレアモルトのクライゲラキを飲んでおりました。
レアモルトシリーズは私にとって「カスクストレングスも美味しいなあ」と思い始めたシリーズです。だから、思い入れもバイアスもあります。
レアモルトシリーズにハマったきっかけは、バーで「おすすめですよ」と言われて飲んだことです。それ以降、どっぷりと沼に浸かっています。
バーの良いところは、なんといっても視野を広げてくださるところですね。いつもありがとうございます。来週ぐらいに、また行こうかなと計画しています。
ちなみに、先日ツイッターで「#懐かしい事を言って下さい」タグをつけて写真を投稿したところ、随分多くの方にご覧いただき驚きました。
下に再掲しますが、どうやら2007年に撮影したようです。これでも値上がり始めたときの写真なんですよね。安いころだと、レアモルトだと1万円台、ボウモアドラゴンも3万円ぐらいだった気がします。
ちなみに、レアモルトシリーズのいくつかは、今でも出会えることがあります。先日のウイスキーフェスでも見かけました。
「10mlで1000円」という価格を安く感じるか高く感じるかは個人差があるでしょうが、絶望的な価格ではないと思います。
最後に、過去の自分に一つだけアドバイスができるなら「美味いからってどんどん飲んじゃだめだ!じっくり待って変化を楽しみながら飲めよ!」と言ってやりたいです。
特に度数が高いウイスキーは、ゆったりまったりと飲むことで豊かな時間を過ごせると思います。