バルヴェニー 32年(1966年-1998年)、バルヴェニー21年
THE BALVENIE
Vintage Cask 1966
熟成年数:32年(1966年5月21日-1998年8月26日)
アルコール度数:42.6%
地域:スペイサイド
【メモ】
非常に華やか。少しとろりとした口当たり。多彩で豊かなアロマ。フルーティーで完熟の白桃のような上品で濃厚な甘さ。時間が経つとキビ砂糖のようなコクのある甘みも出てくる。淡くバター。ミント。
優に1時間以上は近く変化し続け、最後の方は木質を思わせる苦味も出てきた。
余韻は非常に長く、ピートも感じる。
【もう少し詳しく】
「あれ、これ麦からできているんですか?」というフルーティーさ。そして、変化の豊かさ。美味しい長熟は美味しいというのを体現したようなウイスキーでした。とても幸せな時間を過ごさせていただきました。
今回は旧知の方々に混じらせていただきました。皆、仕事も出身地も何もかも違う方々ですが、「美味しいもんを飲みたい!」という方々ばかりです。
話題もシャンパーニュのRMを飲み比べる話や、ワイナリーに泊まりに行った話のように、仕事の話とか関係なく、ただひたすら酒の話ができました。こういう場を設けていただけるのは、いくら感謝しても足りないくらいです。
で、そういうときって、あまり「ふむむ……」と難しく考えたくないんですよね。
というのも、「美味い飯はいい!」というか「美味いモンはいい!」という雰囲気が私は好きなんです。
あくまでも主役はウイスキーであって、飲んでる人らは「うめー」「すげー」と言いながら、酒の話をする。そういう雰囲気が、私は好きです。
ちなみに、ランサーの兄貴もこう言ってます。
ちなみに、今回は両隣の方々がバルヴェニー21年をオーダーし始めたので、私も飲みたくなってオーダーしました。
バルヴェニー21年はポートウッドフィニッシュです。
THE BALVENIE PORTWOOD
FINISHED IN PORT CASKS
AGED 21 YEARS
バルヴェニーは、今までいくつかボトルを買いましたが、両親揃っての最初で最後の海外旅行をした際にも、お土産で買ってきてくれたことがありました。
12年、15年、21年のミニボトルセットで、そのなかの21年に「なんじゃこりゃ、美味いじゃん」と驚かされました。
ただ、今回の21年のほうが、ちょっと淡泊というかドライと言う感じでした。
で、何が違うのかな?と思ったら、とりあえず度数が違いますね。下の写真の左側が両親が買ってきてくれたボトル、右側が今回のボトルです。
見比べていただくと、左の度数が43%、右の度数が40%であることがわかります。3%違ってくると、口当たりも含めて、結構変わってくると感じています。
他にも異なる要素があるのかもしれませんが、今日のところは、ここで考えるのをストップして、バルヴェニー32年に話を戻します。
ウイスキーの醍醐味の1つは、じっくり時間をかけることで変化を楽しめることだと思います。特に、長期にわたって熟成されたものだと優に1時間近くは「おお、変わってきたぞー」と楽しめると思います。
なお、個人的には、アルコール度数はちょっと高めの方が変化を楽しめると思っています。そういう意味で、今回は度数が少しだけ高めだった点も良かったと思います。
もちろん「※個人の感想です」というものですし、40%でも決して悪くは無い部分も多々あるとは思います。
最近、仕事が立て込んでいて、帰宅時間がそこそこ遅い日々が続いています。なかなかウイスキーが飲めない日々が続いていたのですが、久しぶりにリフレッシュできました。明日(今日)から、また頑張ります。
誘ってくださる方々や温かく迎えてくださる方々に感謝しつつ、本日はこの辺で失礼します。