ウイスキープロフェッショナル試験 詳細発表と雑感
ウイスキープロフェッショナル試験の詳細が公表されました。詳細については、リンク先をご覧いただくとして、雑感をパパっと書きます。
受験者データについて
まず受験者等のデータです。( )内の数字は、昨年度のものです。
- 受験者数 :92名(82名)
- 合格者数 :41名(36名)
- 合格率 :44.6%(43.9%)
- 筆記平均点:61.2点(68.4点)
筆記試験について
筆記の平均点がガクっと下がりましたね。試験傾向が少し変わったことが影響していると思います。
「守護聖人の名前を答えよ」とか「スペイサイドで直火蒸留やっている蒸留所名は?」、「チャコールメローイングって何ですか?」といった基礎的な内容に始まり、某社が制作したスチルを使っている蒸留所の数とかスペインの原産地呼称制度とか「ははあ、そこ出しますか……。」といった問題も出されました。
官能試験について
- グレンフィディック12年:グレンリベット12年
- ラフロイグセレクト :アードベッグTENorカリラ12年
- 富士山麓 樽熟原酒50° :富士山麓 樽熟原酒50°
- ジムビーム :メーカーズマーク レッドトップ
左側が正答、右側は私の解答です。地域と種類までは到達できていますが、それでも反省点だらけですね。
大きな反省点は度数間違いです。
「1.フィディック」については、「あー、そっちか……」という感じです。モーレンジでは無いと感じたので、「リベットか?フィディックか?」と最後まで迷ったやつです。
過去に記事をまとめたときのテイスティングコメントは、下記の通りです。
力強いもののみずみずしくモルティな味わい、後を引かない短めのフィニッシュ。
ただ、試験のときは「あれ、結構甘いし余韻も長く感じるなあ」と思いました。そこでリベット12年を書いたのでしょうね。悔しいですね、これ。
ただ、それにも増してアメリカンについては完全にダメダメです。アルコール度数に加えて主原料の違いにも気づけなかったのですから、これは本当に本当に反省しなければいけませんね。
最後に「2.ラフロイグセレクト」については、盲点でした。飲んだことないんですよね、これ。ただ、そもそもラフロイグじゃなくてカリラだと思っていましたから、言い訳できませんね。試験が終わったあと「ラフロイグ10年かなあ」と仰っていた方もいらっしゃるので、ラフロイグまでは到達したかったですね。
まとめ
あらためて、普段からラベルの情報に左右されている飲んでいる自分に気づかされました。試験は自分のダメなところ、弱点がダイレクトに表示されると思います。今後は、アルコール度数に注意を払っていきたいと思います。
来年受験される方、「なーんだ、この程度で良いのかね?」と安心されたのではないでしょうか。もしそう思っていただけたのなら嬉しいです。