ワイルドターキー8年 サントリースピリッツ表記
WILD TURKEY
KENTUCKY STRAIGHT BOURBON
AGED 8 YEARS(サントリースピリッツ表記)
アルコール度数:50.5%(101プルーフ)
容量:200ml
【香り】
木材の香りが目立ち、接着剤のような香りとも表現できる。少量加水しても大きな変化は感じられない。
【味わい】
度数の割にボディは軽く感じる。全体的にドライでビターな印象を受ける。オンザロックで飲むとバニラ香とともに甘みも感じる。余韻は短い。少しバニラ香も残るものの短くキレが良い。
【もう少し詳しく】
今回は200mlのスキットル型ボトルです。明治屋の取り扱いになりましたが、市場ではサントリースピリッツ表記のボトルもまだまだ出回っていますね。
さて、ラベルに描かれる七面鳥は、正面時代と比べるとリアルになった半面、ちょっと影が薄くなってしまいました。そのため、「保護色」と言われてしまうことも。
味わいとしては、正面向きラベルよりもボディが軽くなり、ドライな部分が強くなったと感じます。淡泊と表現できるかもしれません。
同じ度数で同じ年数表記なのに不思議ですが、材料のデントコーンも品種改良が進んでいると思うので、その影響でしょうか。
個人的に気になる部分は香りです。木の香りが強いのは個性の範疇だと思いますが、接着剤のような香りは引っかかりを覚えます。新品の家具から漂う香りに似ています。
ストレートでは少し堪える香りなので、オンザロックで飲むことにしました。すると、良い具合に香りが和らぎ、飲みやすくなりました。いいですね。
ただし、飲みやすくなった反面、個性も薄らいでしまいました。個人的な好みですが、バーボンにはもうちょっとコクを感じたいです。そういう意味では、ワイルドターキー8年に関しては旧ラベルの方が好みでした。
もっとも、明治屋のWebページを見るとカクテルベースとして活用されることも想定しているようです。このドライな味わいはカクテルには良いですね
ノンエイジ化が進む現在、8年表記というのも嬉しいです。個人的には「ワイルドターキー8年」に思い入れもあるので、頑張って欲しいし値上がりしても応援していこうと思っています。