ウイスキーラバーズ名古屋 2019 その1
昨日1月20日(日)に、愛知県名古屋市にある吹上ホールで「Whiskey Lovers Nagoya 2019」が開催されました。こちらに参加してきたので、 記憶が新しいうちにサクッとまとめていきます。
【今回のラバーズでやりたかったこと】
イベントなので屋台を巡るような感覚で、気に入ったところに立ち寄るのが前提ですが、一応「これはやっておきたい」というものは事前にピックアップしておきました。
- MHDのボブさんにPITTYVAICの発音を質問して、OBを飲む。
- バーボンのブースは必ず訪問する。
- 北陸ウイスキークラブさんとモルトヤマさんを訪問する。
- 「せんのんじ」さんのどら焼きを食べる。
- サントリーさんの有料セミナーに参加し、「碧Ao」について質問する。
【当日の様子について】
雨がぽつぽつと落ちてくる天気のなか、10時30分ごろに吹上ホールへと到着しました。去年は長蛇の列だったので並ぶのを覚悟していたのですが、今年はすんなり建物の中に入れました。
入り口に立っていた案内係のお兄さんが「中へどうぞ―」と言ってくださいました。
「あれ、並ばなくていいんだ」とすっかり拍子抜けしたのですが、とにかくエレベーターで3階に行くと、こちらはさすがに大勢の方が並んでいらっしゃいました。ただ、このときは、まだ列にも余裕があったので会場の様子を撮影できました。
缶ビールを片手に並んでいる方やゲームをしながら並んでいる方、ブースを回る順番を綿密にチェックされている方など、皆さん思い思いの時間を過ごされていました。
列が伸びてきたためか、10時45分ごろにバグパイプの音とともに、列が動き始めました。後で知ったのですが、演奏者はスタッフの方でした。
クロークに荷物を預けていると「軽井沢の抽選もあるので、是非」と言われました。ただ、アンケートとセットで、開始早々にアンケートを書いて提出されている方も見かけました。回収率の問題もあるので悩みどころですが、分けた方が良かったかもしれませんね。
ちなみに、アンケートを提出するところでフェスボトルの試飲や販売も行われており、アルケミエ辰巳蒸留所さんのジンが飛ぶように売れていました。
1本5000円ということで、ちょっとお手頃だったのも大きいでしょうね。私はファークラスを買ったのですが、ジンがお好きな方であれば、買っておいた方がよかったのかもしれません。
さて、そんなこんなでいよいよ会場に入ります。会場は2階なので、階段を下っていきました。
既に熱気が満ちていて、私も「よーし、今日は飲むぞー!」とよくわからないテンションになりました。
まずはブラウン・フォーマンさん関係をチェックしておきたかったので、まず最初に訪問。現在はアサヒビールさんがタッチしているのこともあって、ニッカブースと併設されていました。
今回はグレングラッサのTORFAをいただきました。女性の担当者の方と「潮を感じますねー」「あー、私もそう思いましたー」と盛り上がりました。
年数表記についても話を伺ったのですが、詳しいことは担当者の方も教えてもらっていないのだとか。
ただ、グラッサは再稼働してから年数が経過してきているものの、年数表記するまでには、もう少し時間が必要なのではないかとのことでした。
次は、隣のニッカさん関係のブースへ。
写真の左側が切れていますが、竹鶴や宮城峡、余市のNAが置いてありました。ただ、やっぱりノンエイジしかないのは寂しいですね……。
また、担当者の方が宮城峡NAについて「この価格で、この味わいは破格です」という内容のことを仰っていた点は、ちょっと気になりました。確かに宮城峡NAは悪くないんですが「破格」とまではいかないような……。
そんなわけで、ちょっと複雑な気持ちになりながら、サッポロさんのブースへ移動しました。昨年は、「わんこそば」ならぬ「わんこハイボール」で、原酒の違いを楽しませていただきました。
今回は体調が優れなかったこともあり、1つだけに絞り、デュワーズ15年をいただきました。「ハイボールが良いですか?」と尋ねたところ「15年ならストレートが良いですね」とのことなので、ストレートでいただきました。
なお、昨年の担当者の方と再会して、今年は「オルトモア美味しいですよねー」という話で盛り上がりました。
次は相互フォローのモルトヤマさんのブースへ。と言っても直接の知り合いではないし、お忙しそうだったので写真撮影だけさせていただいて、黙って試飲していました。
こちらではフープのエドラダワーをいただきました。前から飲みたいなあとは思ったいたのですが、濃厚シェリー系は飲みきるのが大変なイメージがあるので、買っていませんでした。
飲んだところ噂通りの濃厚シェリーで、コンポートのような濃密なフルーツ感は圧巻でした。あと、チョコレートのような感じもありました。少し苦味もあったかな?これは、お好きな方にはたまらないでしょうね。
酒精強化ワインは甘いものと相性が良いし、シェリー系も良い感じなのでしょうね。
先日、雪見だいふくにウイスキーをかけるというツイートが人気を博していたので、私もやってみましたが、「ドロナック×雪見だいふく」は美味しかったです。
もともと「雪見だいふく×お酒」についてはニッカさんが2016年、2017年とコラボを紹介しています。
これは「ジャックダニエル テネシーハニー」をかけるというものでした。*1現在も特集サイトがあります。
ですから、ウイスキーにこだわらず、様々なお酒とのペアリングを考えると良い気がします。ちなみに、」雪見だいふく×ウイスキー」については、アードベッグAN OAやカリラ12年のアイラ勢も好みでした。アイラ好きな方は試してみてはいかがでしょうか?
話を戻します。
次は「北陸ウイスキークラブ」さんのブースに伺いました。今回が初訪問でした。これまで全く知らなかったのですが、相互フォローの方にポートシャーロットが大好きな方がいらっしゃって、北陸ウイスキークラブを知りました。そんなわけで「よし、ちょっと行ってみよう」と思った次第です。
ちなみにパンフレットも置かれていたので、いただいてきました。読んでみると、若鶴酒造さんの大正蔵で映画上映会を開かれるなど、かなり精力的に活動なさっていることがわかりました。
遠方からボトルを抱えての参加、本当にすごいことです。ありがとうございました、お疲れさまでした。
こんな感じで色々巡っていきました。ここからはバーボン祭りが始まりますが、長くなったので、また明日にでも。
ちなみに今回も給水タンクが置かれていました。また、初心者向けカウンターでペットボトルの水も受け取れました。ありがたいですね。
【最後に】
ところで、19日(土)に実施されたセンター試験の国語で、「玉水物語」という作品が出題され、話題になりました。これは『お伽草子』に収められている作品の1つで、狐の無償の愛が切なくも美しい話です。現代でも通用する、かなり完成度の高い作品だと思うので、京都大学のデジタルアーカイブを紹介しました。
すると、怒涛の勢いでリツイートされまして……。「バズる」というのでしょうか。5秒に1回ぐらい通知が来るという状況で、名古屋へと向かいました。
嬉しかったのは、いわゆる「クソリプ」というものが一つも無くて、皆さん本当に暖かく、愛に満ちたリプライばかりだったことです。これを機会に、是非、古典の作品に親しんでくださる方が増えれば嬉しいですね。
あと、うちのキルシュさんとピートくんも見ていただけたのも嬉しかったです。
では、今日のところは、ひとまず失礼させていただきます。
【追記】
「その2」をまとめ終わりました。