ラム:ナインリーヴス オルモストスプリング〜カヴェルネソーヴィニヨンカスク〜
ナインリーヴス
オルモストスプリング〜カヴェルネソーヴィニヨンカスク〜
竹廣株式会社
製法:ハイテストモラセス
アルコール度数:48%
バー「Amber(アンバール)」にて。
【香り】
グラスに注いだ直後はアルコールの刺激が強く、焼酎のような香りが強い。じっくりと待つことで、砂糖水を煮詰めた香りが出てくる。また、淡いトロピカルフルーツ系の香りも拾える。要素としてはマンゴーか。
【味わい】
香りと同様に、アルコールの刺激が和らぐまで待つ必要があるだろう。時間が経つと、淡いベリーの要素も拾えるようになる。
【その他】
チョコレートと合わせた際には、板チョコではなく、ナッツが入ったザクザクしたチョコレートとの相性が良かった。また、トリュフチョコレートのような粘度の高いチョコレートとも相性が良かった。
【もう少し詳しく】
ナインリーヴス蒸留所は滋賀県大津市にあります。2013年に開業したばかりのマイクロディスティラリーですね。
存在そのものは以前から知っていました。というのも、今から数年前に同じバーで開かれた「日本のラム飲み比べ会」に参加したことがあります。そのラインナップに含まれていたんですね。
この写真のなかでは、左から4番目「ルリカケス」というラムが一番好きでした。そして、ナインリーヴス蒸留所については正直に言うと「ふうん……?」という程度で、特に印象に残っていません。
しかし、今回はちょっと印象が変わりました。
最初は、アルコールの刺激が強くて「うーん……」という感じで、同席の皆さんも「これは、どう評価すれば……」というリアクションでした。
ところが、1時間ぐらい皆で話してから、何げなしに飲むとベリー系の要素も拾えるようになっていました。カベルネソーヴィニヨンの要素とまでは判別できませんでしたが、淡いベリーの感じは確かに拾えて、チョコレートとも相性が良かったです。
ちなみに、ナインリーヴスさんの蒸留所見学は受け付けておらず、物販も無いとのことです。
ですから、蒸留所を遠くから眺めて外観だけでテンションを上げられる人向けです。ええ、私のことです。
サングレイン蒸留所、素敵でした。近づくと穀物の香りが漂ってくるんですよね。車で2時間かかったけれど、外観だけで「ひゃっはー!」とテンションが上がりました。
おかげで、私の指が映り込んでしまいました。お見苦しいとは存じますが、ご査収の程よろしくお願い申し上げます。